1963-03-22 第43回国会 衆議院 法務委員会再審制度調査小委員会 第2号 また名古屋高裁の第四部は、史上まれに見る明快さをもって吉田翁の積極無罪を認定いたしました。しかしながら、ひそかに考えますと、裁判官諸公があのような勇気をもって吉田翁を救おうと決意するに至った陰には、当委員会がお示しになった人権擁護の大精神が大きな心のささえとなっていたのではないかと考えるのでございます。吉田翁自身もこのことを十分に意識しております。 安倍治夫